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序 文

 本報告書は、平成15年度、外務省よりアイ・シー・ネット株式会社に委託実施した「ボリビア基礎生活分野協力評価調査」について、その結果を取りまとめたものである。

 本評価調査では、1996年度(平成8年度)から2000年度(平成12年度)までの対象期間に、我が国がボリビアで実施した基礎生活分野協力についてプログラム・レベル評価を行い、今後、ボリビアでの同分野での支援をより効果的・効率的に実施するための参考として、教訓・助言を得ること、また評価結果を公表することにより国民に対する説明責任を果たすことを目的とした。本評価調査は、外務省のODA評価ガイドラインに則り、目的、プロセス(過程)、結果の3つの観点から、同分野協力の評価分析を行った。

 本評価調査では、国内でのボリビア援助関係者などへの聞き取り調査や資料分析などに加えて、平成15年10月と11月に現地調査を実施し、現地の援助関係者、NGO、有識者への聞き取り調査や評価分析に必要な資料の収集を行った。現地調査ではコンサルタントを雇用してより効率的に情報収集を行った。また日本の支援による影響を詳細に調べることを目的に、地下水開発と小学校建設に関する受益者調査も実施した。

 本評価調査の実施にあたり、東京女子大学文理学部の村松安子教授、神田外語大学国際言語文化学科の高木耕専任講師、東海女子大学文学部総合文化学科の重冨惠子非常勤講師には、有識者として意見交換会にご出席頂くなど、ご経験に基づく貴重なご意見を賜った。さらに、村松教授と高木専任講師は、現地調査にもアドバイザーとして同行して頂いた。心より謝意を表したい。

 本評価調査では、外務省経済協力局調査計画課評価班をはじめとする関係各課、国際協力機構(JICA)の関係各課、評価対象期間当時のボリビア援助事業担当者から、種々のご指導とご助言をいただいた。さらに、現地調査に際しては、在ボリビア日本大使館、JICAボリビア事務所、ボリビア政府の関連省庁、関連プロジェクト関係者、現地カウンターパート機関、現地NGOなどから、多大なご支援とご協力を賜った。ここに心から感謝の意を表したい。  

 最後に、本報告書は、アイ・シー・ネット株式会社の責任において作成されたものであり、日本政府あるいは外務省の立場を反映するものではないことを付記する。

平成16年3月


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